こんにちは!
IVTT代表の大池です。
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今回お届けするメルマガvol.15は
「ダサすぎ?かっこよすぎ?フィットネスウェア古今東西」
です!
ファッションとは移り変わり、そして巡っていくもの。
もちろんフィットネスアパレルにも流行り廃りはあります。
つい先日ふと見たインスタの投稿で「この着こなしどーなの、、、」というものがありまして
フィットネスアパレルの古今東西を掘ってみる企画にした次第であります。
歴史好きの代表おーいけにお任せあれ!
それでは早速行ってみましょう!
目次 1.1970年代、アーノルド時代 |
1.1970年代、アーノルド時代
ボディビルの起源ということになると、ドイツのユージン・サンドウ(1890年頃)から、ということになりますが、この時代はやはり100年以上前であるのでアパレルという概念は無かったと思われます。
※ユージン・サンドウ:ドイツ出身の近代ウェイトトレーニングの始祖。ミスターオリンピアが優勝時にもらえるのはこのユージン・サンドウを模したトロフィー。
我々が写真として認識できる時代からというと、やはりアーノルドの時代でしょう。
アーノルド・シュワルツェネッガーというスターの登場により、にわかに業界も活気付くことになりました。
この時代の特徴はハイウエストなパンツとテロテロ感のある(おそらくあまり質が高くないコットンの)タンクトップでしょう。
もちろん時代全体のファッションの流れがありますから、一目みれば我々からすると「古いね〜」となるファッションです。
着こなし自体は現代でもパンツインが流行っていたりしますが、やはりアパレル自体への考え方(主に形)が違うので、現代と同じにはなりません。
しかしこの時代の人達は満足にサプリもない時代なのに素晴らしい身体です、、、!
ゆえに今だいにこの時代が至高!と考える熱いフォロワー達も多くいます。
よく見るとタンクトップをカットオフしてたりと、次の時代に続くものもしっかりあるのが面白いですね!
参考アカウント:@oldschoolbodybuilding
2.1990年代、ハードコア時代
若干アパレルというより、ボディビル史の話みたいになってしまうのですが、1991年、ドリアン・イェーツの登場によりボディビルの潮流が大幅に変わってきます。
それまでのチャンピオンだったミスター・オリンピア8連覇のリー・ヘイニーがプロポーションが完璧なチャンピオンだったのに対し、ドリアンはその圧倒的なバルクでボディビルの流れを変えました。
※ドリアンは1991年にオリンピア初出場で2位。1992年に初優勝。そこから6連覇しています。
審査基準がプロポーションよりバルク重視になり、またドリアンがその身体を作り上げた方法がヘビー・ドゥーティ方だったことにより、一気にトレーニングの流行りがハードコアになっていったのです。
(ここらへんは話し始めると止まらないので別の機会に笑)
そしてハードコアなドリアンのスタイルがカットオフ(自分で切った)されたタンクトップの上にラグトップ、下はバギーパンツというものでした。
まさに「デカすぎてこれじゃないと着れない」と言わんばかりの大胆なファッション。
現代と同じく、有名選手を真似するのはこの時代も同じ。
日本にも輸入して狭い界隈で売られていたりしました。
メルマガなので正直に言わせてもらいましょう、、、
現代の価値観で言えばめちゃくちゃダサい、、、
特にバギーパンツ
もし着ている方がいましたら本当にごめんなさい!!!
でも現在は細くてもストレッチが効いて履きやすいものがたくさんありますので、「自分はどうしてもドリアンと同じ格好がいい!」という方以外で、ファッションに興味がある方は細身のフィットネスアパレルをおすすめします。
そしてなぜか縦縞ストライプが流行り始めたのもこの時代。
恐らく「布面積が少ないから少し遊びを入れるか」
となって入れたデザインが縦縞ストライプ。
これもダサさに油を注いでいます、、、
普通のファッションでもボーダーは少し子供っぽさを与えるor加えるアイテムです。
さすがにこの縦縞ストライプのバイカーショーツ(このように短いスパッツみたいなのをそう呼びます)はほぼ見かけなくなりましたが、どこか田舎のハードコアジムではまだ見かけたような、、、
ボーダーに色を入れるとさらにヤバイ、、、
あくまで勘違いしてほしくないのですが、代表おーいけはドリアン時代のハードコアボディビル時代大好きですからね!!!
あくまでファッションの観点から今回はお話していますこと、ご留意ください。
ちなみに
ドリアン本人は現在ダルク・スポーツとスポンサー契約を交わしています。
あのドリアン本人がダルク・スポーツなのです。
時代と共にアップデートは必須ですね。
3.2010年代、”フィットネスアパレル”創世記
しばらく時代は飛んでいきなり2010年代に入ります。
1990年から15年くらいは同じようなファッションが続きました。
ロニー・コールマンの時代ですね。
ちなみに話なのですが、ジェイ・カトラーは選手としてファン作りが非常に上手かった人でもあります。
この時代から既に自らのアパレルを作り、大会会場でブースを出してサインをして売っていたらしいです。
普通はみんなスーツケースいっぱいに食事を持っていくところ、ジェイはさらに別のスーツケースに自作のアパレルをパンパンに詰め、帰りは空にしてたそうです。
かなり昔のCutler Athletics
最近のCutler Athletics
※ジェイは髪型で今と昔を見分けます。オールバックは昔、モヒカンは現代です。
もう、、、ジェイ・カトラー、、、どこまで好きにさせるねん、、、
選手個人がアパレル作るやつの先駆者ですね。
ちなみに今は
として8年ほど前から本格始動。
サプリメントも
として続けています。
現役を退いても人気が継続する理由は精力的な活動にあると思わされますね。
さて、話を戻しまして2010年代から現在でも人気なアパレルブランドが創業を始めます。
一番大きいのはジム・シャークの創業ですね。
何度かブログやメルマガでも話していますが、フィットネスアパレルの世界最大ブランドはジム・シャークです。
企業としても爆速成長中の、名実ともにNo.1のフィットネスアパレルブランドです。
ジム・シャークの革新的だったところはインフルエンサーとの協業にあるでしょう。
マーケティング的な意味合いもありますが、今まで個人の力が大きかったフィットネス業界の個人戦のアパレル(上述のジェイ・カトラーみたいなもの)に対して、ファッションや流行に敏感なインフルエンサーをたくさん集め、彼らと一緒にブランドを作り上げていく(デザイン的な意味でも)団体戦を仕掛けたことが大きな違い。
その後に出てきたBody EngineerやVQもそれを追従していく形になります。
今あるフィットネスアパレルのブランドとしての形を作ったパイオニアです。
デザイン的なところは現代のファッションの流行と同じになります。
”流行と同じにできる”ということ自体が、アパレルの製作方法の進化の証になります。
(昔は製作のリードタイムがどうしても長くなってしまっていた)
(ここらへんはアパレル専門の話になるので割愛)
とにかく!
この2010〜2020年代の10年間の覇者はジム・シャークと言っても過言ではないでしょう!
4.現在、フィットネスアパレル戦国時代
「個人戦のアパレルから団体戦に変わった」
と書いたばかりなのですが、、、
2021年現在は個人ブランドもさらに増えました。
これもまたアパレルの作りやすさが増したことに起因します。
もちろん
最大のブランド、Gymshark、Body Engineer、VQは健在だし
Darc sports、Gym Aesthetics、Jed Northのような新勢力
Rogue、Barbell Brigade、Alphaleteのようなジムや器具メーカーが出すもの
GASP、Better Bodies(この2つは姉妹ブランドですが)、RISEなど昔からあるメーカーも勢いを取り戻している
世はまさに、空前絶後の大フィットネスアパレル戦国時代になっているのです!!!
(代表おーいけは中国史に詳しいのです)
(画像は春秋時代です。春秋の後に戦国時代が来ます。紀元前の話ですね)
(「キン◯ダム」は僕も好きで読んでますが、戦国時代を題材にしたファンタジーなのであまり真に受けないようにしましょう)
しかし、戦国時代と違うのは
「”勝ち残り”という観点で見なくてよい」ということです。
たくさんブランドがあるということは、それだけ様々なスタイルを楽しめるということ。
確かにブランド数が凄まじいので見つけるのには一苦労ですが、そのために”日本一、フィットネスアパレルに詳しい男”がいます!
「日本一、フィットネスアパレルに詳しい男」が日本のフィットネスアパレルブランドをまとめてみた〜日本のブランド編〜
「日本一、フィットネスアパレルに詳しい男」が世界のフィットネスアパレルブランドをまとめてみた〜海外のブランド編〜
いつでもお手伝いしますのでお気軽にお声がけくださいね!
〜〜〜
いかがでしたでしょうか?
思ったより筆が進み、自分でもよいまとめになりましたので
メルマガ送信後、一部加筆修正して一般公開もしたいと思います。
(バギーパンツのくだりを消したりして笑)
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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